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勉強をし過ぎても近眼にはならない?

私立中学生はメガネ率が高い?確かなデータはありませんがそんな印象が強いと思いませんか。やっぱり小学生時代から受験勉強を重ねてきたせいでしょうか? 近視になる原因についてはさまざまな説が考えられています。親から子への遺伝説、本を読む姿勢が悪い説・・・これらの要因が複雑に絡み合い、現代でもハッキリした原因は解明されていないそうです。 文部科学省の「学校保健統計調査」によれば平成18年度の「裸眼視力1.0未満の者」の割合は、小学校で28.4%。前年と比較して1.9%も上昇しています。子供たちの「目の健康」にも気を配ってあげたいですね。

■近視についての誤解

勉強をし過ぎると近視になる
勉強をし過ぎたり本を読み過ぎると近視になると言われますが、医学的根拠は無いと言われています。
成長して近視になりやすい人は小学生のころの遠視が弱く、長時間勉強を続けても目が疲れにくいため「近視の人はよく勉強をする」という印象が強いのかもしれません。 逆に、近視になりにくい人は子供の頃は遠視が強いため、長時間勉強をすると目が疲れてしまい勉強の習慣が身に付きににくいとも言われます。
でも・・・勉強嫌いを遠視のせいにするのはどうなんでしょう。

メガネをかけると余計に近視が進む
子どもの頃からメガネをかけさせると近視が進むから、メガネをかけさせないというのも実は間違いです。メガネを掛けずにガマンするほうが物が良く見えないためストレスが溜まってしまいます。
近視用のメガネは遠くの距離を見たときに最もピントが会うようになっているため、本やテレビなど近くのものを見るときは、裸眼で見るほうが目の負担が減ります。
ポイントは裸眼で見える距離のものを見るときには、メガネを外すということです。

ゲームのし過ぎは近視になる
テレビの見過ぎ、テレビゲームのし過ぎ、パソコン使い過ぎで近視になるという事がよく言われますが、 これらも科学的根拠はありません。ただし目の疲労や仮性近視の原因になるので、テレビゲームやパソコンの長時間使用は確かに目に良くありません。適度に休憩して目を休めることが大切です。

■視力低下のサイン

子どもの視力低下は親が気付かないうちに悪化していることが多く、学校での視力検査が行われるまで見過ごされているケースも多いと言われています。 日々の子どもたちの行動にも視力低下のサインは現れます。次のようなことはありませんか?ご家庭でチェックしてみて下さい。
・よく目を細めている
・目つきが悪くなった
・物にぶつかったり、つまづいたりする
・集中力がなく、イライラしやすい
・本やテレビ・パソコンに近づいて見ている
・目が痛い、目が疲れた」と言う

いくつか該当するような状態であれば視力検査や眼科医に受診された方がいいでしょう。

■近視の予防法

眼科専門医からのアドバイスは・・・
「カラダにいいことは目にもいい。バランスのとれた生活、野外での適度な運動、生活習慣の改善が、目の健康にいちばん役立ちます」とのことです。
・栄養のバランスがとれた食事をする
・戸外でスポーツや遊びを積極的に取り入れる
・早寝、早起きなど規則正しい生活をする
・身体や眼の疲れを残さないように規則正しい生活を心がける。
・長時間のゲームやパソコンは避け、適当に休憩をおこなう。
・長時間、読書や勉強を継続しない。休憩をいれる。
・本を読むときは、本と目の間を30cm以上離す
・椅子や机の高さを調整し、正しい姿勢で学習する。
・デスクの照明はムラない明るさに調整する。

post by:2007-07-17
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